*[Music]BOSE Companion3II

W-ZERO32007-08-14

先日豊洲ららぽーとで、Boseのコーナーに立ち寄った。そのとき初めてノイズキャンセリング・ヘッドフォンを試用してみた。飛行機内で使われているノイズキャンセリング・ヘッドフォンには以前から大いに興味を持っていたが、大抵こういったものは誇大広告が多いので、それほど期待していたわけではなかった。
このヘッドフォンも以前の大きなものではなく、少し小さめで、耳をすっぽりと覆う仰々しいタイプでは無くなっていた。小さくて格好イイなあ。これなら町中でつけていてもそれほど大きな違和感はないだろう。さっそく着用する。つけたときまだ音は出ていなかったが、周りの音が一瞬静かになった。「あれっ、こんな静かだったっけ?」という印象。ボリュームを少し上げるとギターの音が聞こえてきた。ボリュームを上げなくても周りが静かだから小さな音で十分に聞き取れる。まわりが静かだと音楽は微細な音が聴き取れ本来の音楽を楽しむことができるようになる。もう一度ボリュームを下げ音を消して、ヘッドフォンを持ち上げる。やっぱり周りは雑音に満ちている。またヘッドフォンをつけると音が消える。これは不思議な体験だ。たとえて言えば騒々しい国道脇を抜けでて、一瞬で木々に囲まれた森林公園に入った感じ。といえば理解していただけるだろうか。これは欲しいかも。
そんな気持ちで試していると、これはパソコン用のスピーカーですよ!試してみましょうか?といって、店員さんがノートパソコン脇にある小さな丸いコントロールポッドにちょっと触れた。ノートパソコンの画面には映画が映されていたが、一瞬で臨場感のある音が広がった。USB一本でパソコンと接続できるようである。映画を見るにはいいかもしれないなあ。既に家にはサラウンド用としてBOSEの101を使っているが、こんなにかわいくはないなあ。
それからしばらくして家でパソコンで音楽を聴いていて急に今の音に不満を感じてしまった。最近はオーディオでCDを聴くことはほとんど無い。仕事から帰って寝るまでの数時間をパソコンの前で過ごすが、大抵はCDを変換したファイルをパソコンで聴いている。DVDもせっせとファイルに変換しいつでもパソコンで見られるようになりつつある。今までUSBスピーカーを使っていたが机の上では邪魔になるので、足下に置いている。だから小さい音は聞こえない。この前見たBoseCompanion5IIを使えば、机の上にスピーカーを置くことができる。もっと臨場感のある音を楽しむことができるかもしれない。しかもUSB入力だし。ということで一旦そう思い始めるとふつふつと物欲が沸いてきてしまった。
BoseCompanion5IIはちょっと大きかったから、3IIにしよう。勝手に決めてヨドバシへGo!。お盆休み中で店内は適度な混みよう。扱いが無ければあきらめたかもしれないが、運悪く在庫があった。早速重い箱を下げて帰り夕食も食べずにセッティング。
あれれ〜USB入力じゃないじゃん。ええええ〜っ。なんとパソコンから直接ミニプラグで入力とは。既に箱は折りたたんでしまったし、袋はゴミ箱に捨ててしまった。とあきらめて音を聞く。Pat Metheny ImaginaryDayのビデオを見る。結構イイねえ。思った程度の音は出てくれている。Patのフルアコから出てくる音のエコーやエフェクターの掛かり具合や、シンバルの音の違いや、ベースの音のしまり具合などこれまでわからなかった微妙な違いが手に取るようにわかり、なんとデスクトップで音楽を楽しむことができる。ちいさくて丸くかわいらしいコントロールポッドが付いてくるが、これは上部のBoseマークの付いた部分を触れると一瞬で音をミュートしてくれインジケーターがオレンジに変わる。再度触れればミュートを解除してグリーンに点灯する。周りのリングを軽く回転させることでボリュームを操作できる。これは実際に触れてみないとわからないかもしれないが、なかなか操作感がイイ。ヨドバシではiPodコーナーに置いてあった。なるほど感覚としてはアップルのおしゃれ感がマッチしたオーディオ機器だ。困ったことに、これからは音楽に没頭する時間が増えそうな予感がする。