10月10日(土)

5:30分起床
前回の車中泊では、尾瀬から津軽半島に行くつもりが、ひょんなことから予定が変わり下北半島1周になってしまった。これはこれで良かったのだが、太宰治生誕100周年を記念し、斜陽館へ行くつもりだったのが、やっぱり心残り。夕べ寝るまでは、まだ決めかねていたが、今回は太宰治を満喫したい。と急に思い立ち一路青森に向かうことにした。この前大間に着いたのは、日没後。少しでも早く現地に着きたい。今日まずはじめの目的地は、「妙光」へ行ってつゆ焼きそばを食べること。娘がドライブの時に購入した「まっぷる東北」で紹介されていたお店である。この前からこの雑誌が役に立っている。iPhoneのナビ全力案内を使って到着時間を検索する。到着時間は12時16分とでる。高速である程度のスピード維持できれば時間稼ぎができ、もっと早く着きそうだ。

6:40分出発
長者原PAでガソリン給油28L
前沢パーキングでガム、のどあめを調達。これは眠気を防止するために必須。
11:00妙光着。

ちょっと昼には早いが、すでに1組の客がいた。早速つゆやきそばを食べる。
ご主人の中村さんは、凧・ねぶた絵師をなさっているようで、店内の天井には凧がぶら下がっている。今時は食堂のテレビも液晶。しかもサラウンドで音が...。本当にラーメンのようにつゆが一杯の焼きそばと大根の酢漬けとレンコンの付け合わせ。つゆやきそばは妙にうまい。なるほど店名の「妙光」はうなずける。出る頃に2台ほど車が入ってきた。やっぱり人気なんだなあ。
途中弘前市内で、ホーマックでホワイトガソリンを、ユニバース11:57で水、ドリップコーヒー、パン、おにぎり、ビール、ヴィダーを調達。袋代はしっかり3円を取られる。今時だね。とりあえず食べられるものの調達をしておけば、何があっても一夜は過ごせるので、安心だ。いざ弘前城へ。

12:30分弘前城

駐車場が民間の物しかない?駐車場に携帯の番号があって電話をすると車で飛んでくる。散策コースの案内をもらって500円也(となりは300円なのにここはお城の入場料より高い。納得いかないが、コース付案内きなので。と自分を納得させる。)
西濠と蓮池の間の桜のトンネル(春はきれいだろうな)を通り抜け本丸へ、入場券300円也。お城は先週行った鶴ヶ城と比べるとずっとコンパクト。仙台はお城がないからあるだけいいかも。
中は急な階段(はしご状)で途中頭をぶっつけそうな梁があったり。

14:30金木にある太宰治斜陽館へ

途中、両脇がリンゴ農園が続く通りを抜けると、津軽平野というだけあって両側は見渡す限り平原が続く。平野という言葉の持つ意味を改めて体感する。雲が波のように遠くまで連なって、気候の不安定さを象徴している。
斜陽館に着いたときは雨模様となる。生誕百年ということで、斜陽館は結構な混み具合。駐車場は満車。隣の銀行の駐車場を拝借する。入り口の煉瓦がすてき。家もやっぱり相当裕福な家庭だったことがよくわかる。太宰治は学生の頃にしか読んでいない。新潮文庫か角川か白と黒の表紙の文庫本の印象が今も残っている。来る前に「津軽」でも読んでくるんだったとちょっと後悔。二階の銀ぶすまの「斜陽」の文字に妙に納得。おみやげも買わずにその後龍飛崎に向かう。佐々木燃料で給油。
ナビをiPhoneにお任せしたら、道路標識とは反対の道を案内された。それに従い、山沿いの道を行くことになった。

16:40龍飛崎着。


前回同様最終目的地はやっぱり夕方になってしまった。青森はどこに行っても風が強い。夕陽に照らされ流れ重なる雲が印象的だ。ちょうど夕日が沈むタイミング。多くの人々が車の中から、海に沈みゆく夕陽を眺めている。日没を眺めながら、今夜の宿泊先を決める。
今日の宿泊は道の駅十三湖?。急がないとまた真っ暗になってしまう。
十三湖までの道のりは、海辺の町並みは前回同様わかりにくいくねくね道が続く。途中サークルK17:57で、追加のビール、日本酒、カップ麺を調達。でもまだほの明るい内に着くことができた。
龍飛崎であったバイカーの2人連れが、ここでもたむろしていた。すでにキャンピングカーが2台とワゴン1台が陣取りしていた。さっさと寝る準備。結構熱くて寝苦しい。
寝入る前に突然の雨。そして稲光と雷、風。台風かなと思ってしまうほど。このあたりは、いつもこんな天気なんだろうか?朝方まで雷雨は断続的に降り続くため熟睡できず。前回も思ったけど枕は意外と重要。次回は家の枕を持って行こうと思う。