月曜日が当番出勤

なので、金曜日から3連休をとった。予報によると連休中は金曜しか晴れない。先週は道路が通行止めで、予定していた登山口の大滝キャンプ場に行けなかったため、旗坂キャンプ場からの出発となり、歩きが長くなり蛇ヶ岳からの稜線を船形山を目前にして引き返した。大滝までは色麻ルートでの別ルートがあるようなので今回トライした。5時起きで色麻から途中船形山までのダートに入る。一車線の轍のあるでこぼこ道である。この道がずっと続くのかと思うと先が思いやられる。雨も降り出してきて気分がふさぐ。
急遽予定を変更して、須川経由で栗駒山に向かうことにした。既に7時少し前。それでも高速に乗らなくても10時頃には着ける予定。途中大崎市を抜けるが、渋滞にはまる。そうか今日は平日なんだ。最近は土日に出かけているため、渋滞のことなどまったく頭になかった。一関から須川に向かう。

途中橋が崩落したままで、地震の傷跡がまだ生々しい。それでも隣には新しい橋を建設中で地元や関係者の復興に向けた並々ならぬ努力を感じた。これは途中の山道随所で感じることができた。こうやって観光に来れるのも陰でそれを支える人々があってのことと頭が下がる思いだ。

須川についたときは、雲間に晴れ間が見える微妙な天気だった。全くの雨でないのが救いだ。平日にもかかわらず駐車場は8割方埋まっている。明日が人出のピークらしく、登山者用の駐車場の案内があちらこちらに掲示されている。とりあえずストームクルーザーを羽織って出発する。なかには上下雨具、ザックカバーにスパッツでフル装備の登山者も居たが、多くは軽装で出発している。名残ヶ原までは軽装備の観光客も一緒になってトレッキングを楽しんでいるようで人出が多い。コースは整備されて歩きやすい。そのためかカメラ片手に散策している高齢の方や、ご夫婦での登山者も多いようだ。

名残ヶ原で雨が降り出したので、ここからはフル装備で行くことにした。眼下に木道を渡る登山者の姿が小さく見える。昭和湖に着いたときは、ガスがかかって時々ガスが流れると、緑がかった乳白色の湖面が現れる幻想的な風景となる。
その後は黙々と山頂めざし雨の中を登坂する。頂上へは誰も行かないのか、下山者とは多くすれ違うが、いつの間にかあんなにいた登山者がどこかへ行ってしまったように、前後には誰もいなくなった。やはりこの辺まで来ると足下は悪く、スパッツが泥だらけとなる。それでも天狗平に着くと数人の登山者が居てほっとする。ここからら頂上までは800mである。晴れていれば気持ちの良さそうな稜線歩きだ。山頂に着きおにぎりを食べようとしたら、激しい雨が降り出し風も出てきた。あわてておにぎりをほおばり、カロリーメイトを食べ食べ下山する。山頂にいた団体さんの下山と一緒になり、渋滞。スピードはかなり遅い。おかげで膝の痛みが全く出なかった。昭和湖に戻り残りのおにぎりを食す。このあたりから天気が快方に向かい日差しが時々戻ってきた。

名残ヶ原に戻った頃には、すっかり雨が上がった。須川に戻り足湯を頂きつつ、思う。天気が良ければ栗駒山から紅葉を愛でながら秣岳〜しろがね草原経由で戻りたかった。とっても残念だ。ちょっと残念だったけど、来週晴れたらまた来たいな〜と思わせる魅力に富んだ栗駒山でした。